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| 〜「早教」(小学校前の早期教育)〜 |
平成23年12月
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教育の重要性は言うまでもありませんが、0歳から6歳までは子供の成長過程でとりわけ重要と言われています。この時期の教育を中国では「早教(早期教育)」と言います。中国には「三歳看大、七歳看老(三つ子の魂百まで)」という諺があります。幼い頃に形成された性格は年をとっても変わらないとの考えから、この時期の教育を重視し、「早教」が盛んにおこなわれています。
一人っ子政策により、夫婦一組に対し子供一人が原則のため、子供は親から一身に愛情を受けて育っていきます。競争社会の中で、親としては自分の子供が他人に負けない強い人になってほしいと願っています。周囲からは、3歳の子供で百ぐらい英単語を覚えられた、4歳の子供で千以上の漢字を読める等と聞きますが、これは親の自慢になっています。中国ではほとんどの家庭が共働きのため、子供の面倒は自身の両親に任せ、同時に教育プロである保育園、幼稚園に任せるようになっています。近年ではこうした教育熱が過熱し、2歳半からの子供を対象としてピアノ教室、英語教室、お絵描き教室、スポーツ教室等が開設されています。授業料は活動内容によって異なりますが、一般的に30分80元〜100元(約1,000円〜1,250円)程度となっています。最近では保育園、幼稚園でもそうした専門の教室を開校しています。毎月の費用は施設と教育水準によって異なりますが、上海市の高いところは月8,000元(約10万円)するところもある一方で、安いところは月400元(約5,000円)のところもあります。中国の幼稚園は公立と私立の2種類があり、公立40%、私立60%となっています。公立は施設、教育水準共に悪くありませんが、何らかのコネクションがなければ、入ることは困難です。私立は良い悪いが両極端で、良いところは費用が高くて、一般家庭の収入では入園させることができません。ただ、少しでもより良い環境で教育をうけさせたいとの思いから多少、費用が高くても、家計を切り詰めて、より良いところを目指して入園させるようになっています。教育熱の過熱に加え、2007年以降の出産ラッシュもあり、近年は、より入園が難しく、費用も高くなっています。現在、多くの親は合理的な費用で、施設と教育水準が満足できるところがすくないと感じています。一部の評論家からは早期教育にかかる費用に対して、不動産価格抑制のように政府がコントロール政策を出すべきだと言っていますが、「早教」重視傾向は年々高まっており、現実には難しいと思われます。
こうした早期教育は本当に子供の役に立つのかとの疑問もあり、中国の親たちは手探り状態です。ただ、現状ではマスメディアも早期教育の特集をしており、「早教」ブームはまだまだ過熱していくと思われます。
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カツ コウエン
葛 紅 艶 |
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